Sun Ra and his arkestra – Live At Montreux(1978)


★★★★★(^^ )(^^)(^^)(^^)(^^)(^^)(^^)( ^^)
土星からやってきたサン・ラーによる霊感ジャズ。以前から気になっていたアーティストだった。評判が高いのでまずこれをセレクトしてみた。
ななななんじゃこりゃ。前半は全員が適当に演奏しているだけにしか聞こえない。しかし演奏は異様に上手い。一つも下手だと思う個所がない。右側から聞こえてくるサックスと、Gods of the Thunder Realmで突然爆発するシンセサイザーが人間には出せなさそうな意味不明のサウンドを大量にぶっ放してくれる。天からの啓示に従ってめちゃめちゃに演奏してるということなのか。これを聞いているだけで土星でも木星でも行けそうだ。前半最終章Lights On a Satelliteで突然地球に戻ってきて宴会を催し、いったん幕を閉じる。
後半はお馴染みA列車で行こう、で始まるが、サン・ラーのピアノが曲をアレンジどころか破壊している。こんな崩壊は聞いたことがない。ピアノまで壊れそうだ。信じられないような音が数分にわたって流れ続ける。で、また団員全員で爆発した後、El Is the Sound of Joyで打ち上げ。もうこれは音楽の危険ドラッグだね。アンコールもキチガイじみてる。客も変だ。
ジャズとしては、一番衝撃を受けたアルバムかもしれない。底なしだ。サン・ラーの作品は、集める価値がある。また、聞いてみたい。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。