Billy Hart – All Our Reasons (2012)


★★★★☆
Paul Bley – The Nearness Of You(1989) – diary 六帖 のドラマー Billy Hart さんのリーダーアルバム。彼のドラミングは前回聞いたときよりも遥かに目立たず、さらに暖かみを追加した演奏になっていた。音色も極めてスモーキーに調整してあり、アルバム全体に薄い煙のかかった様な効果が出ている。柔らかいサックス、とても優しいピアノとベース。演奏としては完璧に思える。ラスト9曲目 Imke’s March の口笛の背後に響いているベースがしみてくる。3曲目Tolli’s Danceはなんとかノッていけたが、全体として先鋭的な楽曲たちで頭が追い付かず、ジャズ一通りの耐性ができていない私にはまだ早かった。あと何年かしてから聞くと、心安らぐかもしれない。


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